CAD導入でおさえておきたいこととは？スタンダードなデータ形式
CADソフトの扱えるデータ形式に気を付ける
作図する業務が入って来て、CADの導入を検討している場合、いくつか注意しなければならない要素があります。まず完成したデータは他社とやり取りするか、しないかを想定します。データのやり取りが発生するなら、データ形式は合わせなければなりません。そして取引先の会社が既に特定のCADを使っているのなら、そのデータ形式と同じものを出力できるソフトを選ぶべきでしょう。どういったデータにもデータ形式の変換を行っているサービスや機能はありますが、どうしてもおかしくなる部分はあり、初めから同じソフトを利用していればその問題は発生しないからです。ただし、自社でのみ使う場合はそういった考えは不要です。使いやすくて安いソフトを選べば良いだけと言えます。
スタンダードなデータ形式を扱えるソフトにする
実際のところ、CADの業界はある程度スタンダードなデータ形式が存在します。そのため、そのデータ形式を扱えるかどうかが非常に重要なのです。そのデータ形式を扱えるソフト群というものもたくさんあり、それを売りにして販売しているので選ぶのは簡単です。もし特にこだわりがないのなら、敢えてそのデータ形式を外すといったことはせず、しっかりと対応しているソフトから選ぶのが安全でしょう。取引先に送ったデータが開けないといった事態になれば、作業そのものをやり直す必要まで出てきてしまうのです。しかも対応しているソフトで作り直しとなると、操作方法から覚えなければならないという事態にもなります。そういった事故を防ぐためにも、導入時にはしっかりとリサーチして無難なソフトを選ぶことが重要なのです。
電気CADのCADとはComputer Aided Designの略です。 Aidedは助けるの意味があり、直訳すると「コンピュータ上でデザインを助けるもの」となります。その中でも、電気設計を助けることに特化したものが電気ＣＡＤとなります。